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建設的議論のために

 「世に倦む日々」(テサロニケ氏)の最近のエントリを契機に、日本共産党の党名についての議論が盛り上がっている。影響力のあるブログであり、僕が賛同を表明した「Stop the KOIZUMI」ブロガー同盟の呼びかけ人ということもあるので、最近の彼のエントリについての僕の立場を明らかにしておきたい。

 日本共産党の党名について、「共産党の主張や政策には共感するが、党名だけはいただけない」「投票するのに抵抗感がある」という人がいるのは事実だし、こちらこちらの方のように、日本共産党が果たしている役割を評価したうえで党名変更を提案する人もいる。
 こうした意見には耳を傾けるべきだし、どうして党名変更を選択しないのか、変更するべきでないと考えているのかを、分かりやすく伝える努力、対話が必要だろう。



 同時に党名変更を提案される方にお願いしたいのは、日本共産党自身の考えを知ったうえで発言してほしいということだ。先の衆院選時に「赤旗」(9月9日付)は「知ってください日本共産党の姿」という記事で、次のように書いた。
未来めざした党名です
 「党名を変えたら?」という方がいます。でも、共産党という名前に込められた意味を、ぜひ知ってほしいと思います。
 共産主義(英語でコミュニズム)の語源はコミューン=共同体。共産とは、「真に平等で自由な人間関係からなる共同社会」(党綱領)をめざす、という意味です。武力による衝突も、人間による人間の搾取もなく、人間が互いに協力しあう新しい社会をめざす願いが込められています。
 政党が名前を変えるのは、国民に顔向けできない間違いを犯したときです。私たちは党の歴史と活動に誇りを持っており、変えることは考えていません。
もちろん、この説明に無条件で納得しろというつもりはないし、自由に論評・批判してもらっていい。
 日本共産党は「国民に開かれた政党」を標榜する政党であり、「国民の主権、国の主人公として国民が広く政治に参加する自由、思想・良心の自由、言論・出版・集会・結社・表現の自由、信教の自由、勤労者が団結し団体行動をする自由は、日本の社会発展のすべての段階をつうじて全面的に擁護されなければならない」(「自由と民主主義の宣言」)との立場をとる政党である。
 あなたの批判の自由は保障されている。
 
 さて、ここでようやく本題に入る。テサロニケ氏の議論については、すでに「観念論」(「カッシーニでの昼食」)、「党名問題については日本共産党は正式な見解も出している。討議したいのであればそれを参照するべき」「(同氏の議論は)現在の政治勢力に力を発揮してもらう視点が弱い」(平和・自由・民主主義とインターネット)との批判が出されている。僕が問題にしたいのは、テサロニケ氏の姿勢である。
 彼の文章には、事実をまったく踏まえず、検証を抜きにして一方的に断定するという傾向がある。これが「情感のこもった名文」との評価を生んでいるとも言えるが、事実に基づかない批判は無責任であり、不誠実だといわざるをえない。

 たとえば、彼は「日本共産党は社会民主党に党名変更を」で、「現在の共産党そのものが政治理念として共産主義を戴いておらず、共産主義の理想を地上に実現しようという動機を持っていない」と述べているが、日本共産党は現在においても「共産主義の理想を地上に実現」することを目指す政党であり、党の綱領にもその目標を明記している。

 テサロニケ氏は「志位和夫が共産主義の説教をしている場面を私は見たことがない」とし、「もし幹部が自分は共産主義に自信を持てないと思ったならば、すぐに党名変更を提起するべきだ」と党名変更を強要するが、実際に志位氏は学生向けの講演で「共産主義の説教」をしている。94年には「科学的社会主義とは何か学説・運動・体制の観点から」という書籍も出した。
 彼はまた「二十一世紀の今日、いわゆる共産主義国は死滅した状態にあり、それが復活する気配は微塵もない」と述べている。ソ連や東欧の「いわゆる共産主義国」が崩壊したのは事実だが、「いわゆる共産主義国」は、ソ連や東欧だけではない。アジアには「いわゆる共産主義国」として中国やヴェトナム、ラオスなどの国々があるが、これらの国家は「死滅した状態」なのであろうか。もちろん、テサロニケ氏が、これらの国を「いわゆる共産主義国」でないという立場に立つのなら、「死滅した状態」という主張は成り立つが、氏にとって残念なことに、多くの人がこれらの国々を「いわゆる共産主義国」としてとらえている現実がある。

 テサロニケ氏の主張は、一事が万事この調子で、誤解と偏見、不十分な理解に基づいて一方的に断定する暴論といわざるを得ない。
 テサロニケ氏は日本共産党を「李朝の朱子学者」に例えるほど、朝鮮半島の思想史に長じておられるようだが、「アジアにはマルクス・レーニン主義の変形版が三種類」あり、その「朝鮮版が主体思想で、これは金日成が定式化した」とする主張は、間違いだ。
 単にご存知ないのか、意図的に無視されておられるのか分からないが、朝鮮半島の共産主義運動のなかで、金日成は亜流ないし傍流であり、主体思想を定式化したのも厳密な意味で「金日成」ではない。韓国にも共産主義者はいるし、主体思想の影響を色濃く受けている民族解放(NL)派以外に、民衆民主(PD)派が存在し、労働組合、市民団体に強い影響力を持っている。

 テサロニケ氏が語る「共産主義」には、「スターリン型共産主義」が共産主義の本家で、一人の偉大な指導者がそれを独占する、という教条的な図式主義がある。テサロニケ氏が「スターリン主義の研究」「スターリンの恐怖政治」の研究をされてきたことには敬意を表するが、ソ連を基準にしてしか、共産主義を語れない同氏の主張は、まさにスターリンの呪縛にとらえられているとしか思えない。日本共産党はかつて「国際共産主義運動」と言っていた時代に、ソ連や中国を批判した政党だが、日本共産党支持者の一人として、一日も早くテサロニケ氏がスターリンの呪縛から解放されるように願うばかりである。

 最後に、一言付け加えさせていただく。僕はテサロニケ氏が他者を批判する自由を認めるが、同様にテサロニケ氏にも他者の批判の自由を認めていただきたい。自らの主張に対する批判が正当なものであれば、それを認める度量、誤りを認める誠実さを見せてほしい。

 テサロニケ氏のブログに対し、「このブログは、『世に倦む・・』の読者さんなのにTBを拒否されてしまっている」(三四郎日記)、「そうとう批判を嫌う人のようです.彼が批判の対象としている人々に負けないくらい,独裁者の素質があるかも知れません」(ペガサス・ブログ版)といった批判を、いくつかのブログで目にする。もちろん最終的にTBを掲載するか、削除するかはウェブマスターたるテサロニケ氏の自由だが、自らが批判の対象とした人たち、団体などの関係者からの反論は常識的なルールにのっとって行われるかぎり、認めてしかるべきではないだろうか。

 靖国参拝訴訟の大阪高裁判決についてのテサロニケ氏の「法曹界の人間自身が国に憲法を守らせるべく行動しなければならないはずだ」という主張については、「法曹界」の一員から「これまでの靖国訴訟に関わってきた弁護士に対し非常に失礼な表現です」「『ネット右翼』の方々に攻撃の口実を与えてしまう上に、私を初めとする靖国参拝を違憲と考える法曹関係者もthessalonike2さんの立場を擁護することすら不可能になってしま(う)」(弁護士山口貴士大いに語る)との反論がなされている。この反論は実際に、「ネット右翼」の方々のブログでも大いにとりあげられることとなったが、テサロニケ氏は、山口弁護士に対する反論や発言の取消・訂正など、自らの発言に対し、なんら責任ある態度を示していない。

 こうしたテサロニケ氏の態度に対し、「『STOP THE KOIZUMI』同盟による損失を危惧する
」(PPFV)との指摘もなされている。僕は同盟に賛同するが、同盟の信頼性を担保するためにも、テサロニケ氏が相手方の批判を謙虚に受け止めるように望む。

 ちなみに「カッシーニが説明してくれる二段階革命論はまさに釈迦に説法」というセリフを当のカッシーニさんは、華麗にスルーされておられます。いや、大人ですね。俺なんかは、自分を「釈迦」に例える姿勢は、傲岸不遜としか思えないんだけど。本人がスルーだから、俺も釣られないようにします。

Creative Commons License
この文章はCreative Commonsでライセンスされています。金儲けに使わず、再配布禁止にしなかったら、ここの文章を何に使ってもかまいません
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by peoples-flag | 2005-11-06 19:55 | ■Stop the KOIZUMI
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