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映画人よ たたかっているか

 書こうか、書くまいか、ここ数日、悩んでいたが、書くことにした。昨年12月の「映画人9条の会」の「一周年集会」以来、考えていたことだ。もしかしたら「門外漢がえらそうに」と思われるかもしれないが、一シネフィル(映画ファン)のたわごととでも思って読んでいただきたい。



 
 集会では大澤豊や神山征二郎ら映画人6氏が、憲法9条への自分の思いを語っていた。客席には、降旗康男監督と羽田澄子監督の姿もあったという。
 大沢氏は「『9条の会』の設立記念講演をきいて、涙が出るほど感激した。自分は映画で運動を進めていきたい」と語り、憲法を題材にした劇映画(!!)を今夏公開する予定だと述べた。映画『日本国憲法』のジャン・ユンカーマンは「なにごとも武力で解決しようとするアメリカに従うのか、9条に基づいてアジアに平和を築くのか、この二つの選択を示して話せば、みんな正しい選択をすると思う」と語った。
 集会は、盛況に終わり、「『九条の会』アピールを、映画人、映画ファンなどに広めていく」という「訴え」を発表したが、2年目を迎えた「会」の活動方向として、護憲の映画づくりという提起がないことに、なんともいえぬ寂しさを感じた。
 一昨年の結成集会で確認された「活動方向」では、「映画人の会らしく、映画を活用した運動を起こす」とされていたので、当然、映画づくりも視野に入っていると思っていたのだが、今回の訴えでは、会員獲得、集会・デモなどへの参加、「護憲派のための軍事講座」の開催などが述べられているだけだった。
 映画人9条の会が、本当に「さらに一歩前に出た行動を起こす」つもりなら、映画づくりにこそ、一番力を入れて、とりくむべきではないだろうか。
 映画作家・大林宣彦氏は、集会に当てたメッセージで「21世紀はぼくらがスクリーンに平和をのみ描き続けたらどうなるかを考えるべき時ではないか」と問いかけ、映画が芸術本来の姿を取り戻さなければならないと訴えた。
 「イラク戦争の間、新聞は毎日、「まるで映画のような」とその戦争の現実を伝えていた。では21世紀、ぼくらは「まるで映画のような」平和の日日の創造を夢見る事は出来ないか」
 「映画は少しずつだが、世界をリードする。映画にはそういう力がある。ぼくらが『スターウォーズ』ではなく、『スターピース』をこそ真に創造し、それが人びとに諸手を挙げて迎えられる時、世界は果たしてどのようなものになっているのか、を想像する事は、創造者たちの総ての願い、悦び、誇り、希望ではないだろうか。考え続ける事、創り続ける事こそが、その第一歩を踏み出す力と美しさとになるのだ。ぼくらは映画の力と美しさとを、心から信じている。21世紀、映画がやるべき事、やらなければならぬ事は、一杯ある筈。そんな事を、今日一つでも、ちょっと考えてみる事が大切なのではないでしょうか」
 "平和のための映画をつくろう。エイゼンシュタインの『戦艦ポチョムキン』が映画に革命を起こし、世界を変革したように。『独裁者』で「隷従ではなく、自由のために闘え(Don't fight for slavery, fight for liberty)」「民主主義のもとに団結せよ( In the name of democracy, let us all unite!)』と訴えたチャップリンのように"。彼の言葉を僕は、そう受け止めた。

 これまで「映画人の会」や各地の9条の会のイベントで、映像作品が上映されてきたが、そのほとんどは、映画『日本国憲法』をはじめとしたいくつかの記録映画や、かつての名作反戦映画だった。これらの作品の価値を否定するつもりは毛頭ない。
 『日本国憲法』はキネマ旬報の文化映画ベストテンの1位に選ばれたし、『時代を撃て-多喜二』は同5位に輝いた。
 いまの日本の言論状況のなかで、憲法9条の普遍的な価値を再照明したジャン・ユンカーマン監督とスタッフ、制作・配給会社シグロの業績は、評価されてしかるべきだ。

 だが、まことに残念なことに、これらの映画は、しょせん「文化映画」としてしか評価されないのが、日本の映画市場の現状なのだ。記録映画は、その手法によって、最初から配給に制約がかかる。世論を変え、07年にも目論まれているという改憲を防ぐためには、より多くの観客に劇場で出会うことができる長編劇映画こそが必要なのだ。それも、商業映画の枠内で。大手配給網にのっけることができれば、これ以上いうことはないだろう。

 大澤監督の憲法を題材にした劇映画(!)が今夏公開されるというのは朗報だが、こうした映画がもっともっと、つくられなくてはいけない。なぜなら、文化芸術は、幾多の挫折した試みのうえに築かれるものだからだ。

 日本映画の危機がいわれて久しい。制作環境の問題もさることながら、マーケティング依存のコンセプト映画の横行が、日本映画の水準低下、知的退行を招いたのではないかと考える。商業映画の枠内で、長編劇映画の世界で、今井正や山本薩夫のような監督が再び、現れてこそ、日本映画の再生は可能だと思う。
 時代に向き合い、映画で発言してこそ、映画人ではないだろうか。講演を聞きにこなくても、デモに参加しなかったとしても、スクリーンを通じて、勇気を与えてくれればいい。それこそが映画人のたたかいだ。

 ニコラス・ケイジ扮する武器商人に「世界最大の武器商人は、合衆国大統領だthe biggest arms dealer in the world is your boss, the president of the United States」と言わせ、唯一超大国アメリカを批判した『ロード・オブ・ウォー』は、ハリウッドでこそ制作できなかったものの、カナダの映画会社の協力を得て日の目を見ることができた。
 ニコラス・ケイジは、「主人公がいまのアメリカの姿に似ていないか」「アンチ・アメリカ映画でないか」というインタビュアーの質問に、こう答えている。(参照)
ハリウッドのどの映画スタジオからも、こてんぱんに拒否されたプロジェクトだった。どのスタジオも、この映画を作りたがらなかった。僕はだからこそ、この映画を作る必要があるんだという風に感じたんだ。いまの時世で、世界が認知しているアメリカに対する見方は、君が言ったような姿だね。だけど多くのアメリカ人が、それは僕を含めたアメリカ人が、その国の運営のされ方にハッピーでなくて、変革を求める声は毎日増えていく一方なんだ。だから政治家でない僕ができることといったら、役者である僕ができることといったら、いま何が起きているのかということに対して、もっと正直な見方をした作品に出演することなんだよ

 僕は見たい。不信や対立、戦争を煽る映画、『撃たれる前に撃て』と先制攻撃を説く映画ではなく、信頼と和解、平和、人間愛を高らかにうたいあげる映画を。そういう映画のレビューを書いてみたい。
You are men.
You have the love of humanity in your hearts.
You don't hate, only the unloved hate. Only the unloved and the unnatural.Soldiers! Don't fight for slavery, fight for liberty!

あなた方は人間だ。心に愛を抱く人間だ
憎しんではならぬ。愛を知らないものだけが憎しみ合うのだ。
兵士諸君! 隷従でなく自由のために闘え!

映画『独裁者』より チャップリンの演説から

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by peoples-flag | 2006-01-17 20:41 | ■Keep9 憲法9条を守ろう
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