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女性専用住宅に住む恋人の部屋に行けるか?

 こんな話題ばかりで恐縮ですが、一応、あ法学部出身なので、気になりだすと気になってしょうがないんです。
 こないだのエントリでも想定されるケースを書きましたが、立川ビラ事件高裁判決で、「刑法130条前段にいう『侵入』とは、他人の看守する邸宅、建造物等に、管理権者の意思に反して立ち入ることをいうと解すべき」と判断した部分は、あまりにもずさんな判断なような気がします。
 この判断を援用すると、次のような事例にも住居侵入が成立しうることになってしまう。


 A男の恋人B子は、女性専用アパートに住んでいる。A男は、B子のアパートが女性専用アパートであることを承知のうえでB子の求めに応じ、B子の部屋に立ち入った。
管理会社CとB子の契約書には、施設の保守・管理以外の男性の立ち入りを認めない旨の特約があった。

 この女性専用アパートは、管理会社Cが実質的に管理する共同住宅であり、刑法130条のいう「人の看守する住宅」である。刑法130条前段にいう「侵入」とは、他人の看守する邸宅、建造物等に、管理権者の意思に反して立ち入ることをいうと解すべきである。
 管理会社Cは、男性の立ち入りを認めないという意思を、B子と交わした契約書のなかで明確に示している。よって、A男の立ち入り行為は、「他人の看取する住宅」に、「管理権者の意思に反し」た立ち入り=「侵入」であることは言うまでもない。

 A男の立ち入りは、「正当な目的」によるものか。
 恋愛の自由が尊重されるべきものとしても、そのために他人の権利を侵害してよいことにはならない。A男の立ち入りは、住居権者Bの求めに応じたものとはいえ、管理権者Cが「正当な目的」と認めている、「施設の保守・管理」には該当しないものであり、決して「正当」なものと言うことはできない。
 すなわち、いかに二人が愛し合っていたとしても、管理権者の意思に反して、邸宅、建造物等に立ち入ってよいということにはならないのである。A男の立ち入り行為によって、「女性専用アパート」を運営するC社に生じた法益侵害の程度は、極めて軽微なものであったということはできない。
 したがって、住居侵入罪の構成要件に該当するA男の立入り行為が、加罰的違法性を備えていないとの理由により、違法性が阻却されるとはいえない。


 アフォらしいですか?。
 でも高裁判決の論理的帰結は、こうなると思いますよ。
 管理権者の法益侵害と住民の法益侵害を区別してないし、管理権者と住民の意思が対立する場合の判断も示されてませんからね。
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by peoples-flag | 2005-12-20 23:29 | ■日々雑感

求む! 法律家。 ケース・スタディ

 立川ビラ事件の高裁判決のエントリで、いろいろコメントをいただいたので、管理権者と住民の意思が異なる場合を考えてみたのですが、法学者は、以下の設問にいかなる解答を出すでしょうか。

■A子は、父B男、母C美と同居している。A子は、付き合っている彼氏D輔を自宅に呼びたいと考えた。母C美は、D輔を自宅に呼ぶことにしぶしぶ同意したが、父B男は強硬に反対している。
D輔は、このような事情を知りながら、A子の部屋に立ち入った。
 この場合、D輔は住居侵入に当たるか。
 2)D輔が、リビングルームにまで立ち入った場合はどうなるか

アパート分譲マンションの1階に住むA村は、真上に住む2階住民B山の夜の騒音に不快感を抱くようになった。A村は、月1回、3ヶ月にわたり、B山の部屋のドアポストに「夜中、うるさいんだよ。いいかげんしろ」と書いたメモを投函した。B山はこのメモに腹を立て、A村に会うたびに「2階にくるな」と、抗議していた。
 A村からB山の部屋には、A村の玄関前の通路のほか、上階に上る階段、2階通路部分を通らなければならず、A村は、上階通路の共同所有者ではない(規約で定めれば、ありえますよね?)。この場合、A村は住居侵入にあたるか。

 ※追記 区分所有法を読み誤っていました。原則として全員の共用物になりますね・・・
 ※追記 とさっき、書いたのですが、各階ごとに登記した場合、2階全員の共用で、1階A村は共有者でないってのは理論的可能性としてはありうる気がしてきました・・・。だれか区分所有法11条の解釈で、これがありうるのかどうか、教えてください。
 やっぱ卒業して十年ちかく経つとダメですわ。
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by peoples-flag | 2005-12-18 23:43 | ■日々雑感

師走って本当に忙しい

 師走って本当に忙しいですね。年末進行で仕事が終わらない・・・。おまけに、昨日、本棚をあさってホコリまみれの刑法の本を読んだのがいけなかったのか、鼻水じゅるじゅる状態です。

■トラックバックセンター「Under the Sun」開設
 「T.N君の日記」さんと「玄耕庵」さんが進めておられたトラックバック・センターが開設しました。おめでとうございます。
 みなさん、ご一読ください Under the Sun

■「反米嫌日戦線 LIVE and LET DIE(美は乱調にあり) 」 さん 北国TVに拒否られる
 先日、コメント&TBをいただいた「反米嫌日戦線 」さんが、北国Tvからの一方的通告で「排除」された模様です。以下は、「いいげるブログ」での「反米嫌日」さんのコメント。
 TBどうもありがとう。せっかくTBもらったのですが、おれのブログは管理側からの一方的な通告により排除されました。
 理由は、広告が取れないってことらしいです。

 「反米嫌日」さんのところは、過激な表現があるかもしれませんが、一方的にパスワードを変更するってのは、どうなのでしょうか。別ブログを検討されてるようなので、詳細を待ちたいと思います。

■某同盟関係・・・
 また、お一方除名されたようです。残念ですね。本気で運動をすすめようと思ったら、こうした運営の仕方は百害あって一利なしだと思うのですが・・・。
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by peoples-flag | 2005-12-18 20:10 | ■日々雑感

風邪ひきました

海外出張から戻ってきて、ろくに休めなかったせいか、風邪をひきました。
まだ、熱を出すところまではいってませんが、昨日の休みは一日寝込むことになりました。

■いいRSSリーダーありませんかね
 TBをいただいたり、コメントいただいたりした方のブログを、片っ端からブックマークに登録していったら、あっというまに数十個になってしまいました。Sleipnil(ver2)から楽に移行できて、フリーのRSSリーダーでいいのがあったら、教えてください。
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by peoples-flag | 2005-12-16 16:39 | ■日々雑感

韓国人ブロガーからの賛同



先日、発足した「Keep9 憲法9条を守ろうブロガーズ・リンク」の「世界のブロガーへのよびかけ」に賛同して、韓国のブロガーから賛同メッセージが寄せられた。幸いにして、僕は韓国語ができるので、翻訳して紹介したい(URLは割愛します)

■「真実はすべての利益に先立つ」(mookie)
I'm a Korean. So I have some kind of uncomfotable feelings to talk about this.But I do love the 9th. It makes Japan more peaceful country.
僕は、韓国人だ。だから、これについて話す時には、ある種の不快感を抱く。だけど、僕は九条を愛している。それは日本をより平和な国にするだろう(意訳。英語はイマイチ自信ないす^^)。

■「リビアンのParanoid Paradise」
 9条を守ろう!ブロガーズ・リンク。mookieさんから、紹介されたところ。
 日本の平和憲法9条改定に反対を叫ぶ人たちのリンク。憲法改定の動きが強まっている日本だけど、こういう人たちがいるということくらいは、知ってほしい。
 トラックバックURLは http://our.sakura.ne.jp/abc/mt-tb.cgi/16 です。

■「ボストンに行けたらなぁ」
 日本の憲法9条を守るためのネチズンの連帯「9条を守ろう!ブロガーズ・リンク」を紹介します。韓国のブロガーもここに参加されるようお願いします。日本が平和条項を守ることを望む「平和に満ちた気持ち」を持つ人たちが韓国にも存在するということを、知らせようと思います。
 トラックバックURLは次のとおり(略)
 韓国と日本の日本語文字コードが異なるため、日本語(または韓国語)よりは、英語でお書きになることをお勧めします。簡単な方法は
 タイトルに「Keep9 article9」と書いて、日本の平和条項と世界の平和を願うという一言を書いて下さい。
 ”Keep Article9” ”Give Peace a Chance!”

あちらの方に伝えたいことがありましたら、ここにコメントかトラックバックください。できるかぎり、翻訳して、伝えようと思います。
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by peoples-flag | 2005-12-13 03:52 | ■Keep9 憲法9条を守ろう

社会は総力をあげて、子どもたちを守れ

 またもや事件は起こってしまった。もはや、子どもたちにとって安全な場所などないのだろうか。家庭でも、学校でも、通学路でも、塾でも子どもたちの命が脅かされている。この国は、いつからこんな社会になってしまったんだろうか。
 おそらく、保守派の人からは「もっと警備を強化しろ」と言う意見があがるだろう。いまや、子どもたちがGPS携帯を持ち、スクールバスで通学し、学校ではガードマンと監視カメラが警備する時代だ。だが、それでもまだ足りない。監視カメラは多少の抑制効果はあるだろうが、いざというときには守ってくれないのだ。

 学校の先生は、往々にして多忙で、何かと会議や報告書類の作成、研修などで、時間を費やされる。それは必要なことかもしれないけど、グラウンドで遊ぶ子どもたちを常時見守れるような体制にはなっていないだろう。ちなみに僕の通ってた小学校は、マンモス校で、グラウンド、中庭が全部で三つあった。グラウンドに行くには陸橋を渡らなければならないのだが、一番、遠い教室からグラウンドまでは、ダッシュしても、優に10分(子どもの足で)は、かかった。僕のときは40歳以下の先生はけっこういたが、今はほとんど60代だと聞いている。
 子どもは外で遊ぶだろうし、塾にも通う。道中もけして安全とはいえないだろう。そしてその先も。
 一方で、「社会のゆがみ」を指摘する声もあるだろう。これは、確かにあると思うが、あまりにも範囲が広すぎる。そして、それを直すにはどうすればいいのか、いま一つ、具体的なイメージがわからない。僕には子どもはいないが、子どもをもつ親御さんにとっては、毎日が不安だろう。明日、自分の子どもが事件に巻き込まれるかもしれないのだ。

 子どもたちを守るのは、僕たちオトナ社会の責任だ。いますぐ、何とかしなければいけない。昨日から、そんな気持ちにかられている。なんだか、仕事をしていても、そのことばかりが、ぐるぐると頭をめぐっている。
 昨日、僕が家に帰る途中、雪が降っていた。あまり雪が降ることがない東京では、珍しかったのか、僕んちの近くの暗い路地で、小学生くらいの女の子が、空に手を伸ばして、立っていた。一見、ほほえましい光景なのだが、時計をみるととっくに夜の十時を過ぎていた。その子の家の前だったのだろうか、すぐ横の家の扉が開いていたが、親の姿は見えなかった。もしかしたら、家のなかにいたのかもしれないけど、あまりに無用心だろう。
 「こんな時間に外にいちゃ危ないよ」。そう声をかけた僕に、彼女はニコッとほほえんで、家の中に入っていった。こんな時間でなければ、よかったのになぁ、と思った。こんな社会じゃなければよかったのになぁ、と思った。
 子どもたちに、初雪くらい、ゆっくり楽しませてあげられる、そんな社会をつくってあげようじゃないか。

 「国・自治体・地域社会は総力をあげて子どもを守れ」。世相春秋さんのエントリを見て、僕が考えたのは、こんなところだ。
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by peoples-flag | 2005-12-13 02:34 | ■時事

あぁ、もどかしい

いろいろ書きたいことが、山ほどあるのですが、長文のエントリをあげる余裕がいまないので、日々思ったことをつらつら書くカテゴリつくりました。

■北米産牛肉 輸入再開
 アメリカと一部外食産業の言いなりで、やっぱり輸入再開決定。「押し付け」憲法の改定かて、元をただせば、アメリカの要求やしね。自主性のカケラもないくせに、「自主憲法制定」とは、片腹いたい。

■横浜事件 再審が結審
 横浜事件でピンと来る人は、あまりいないかもしれないけど。
 戦前、「共産党再建をたくらんだ」などと、特高警察がでっちあげ、雑誌編集者ら六十人以上を治安維持法違反容疑で逮捕した大言論弾圧事件。三十人以上が起訴され、馬鹿げたことに終戦後に有罪判決を受けた。四人は獄中で死亡。元被告らは一九八六年から数次にわたる再審請求を行い、戦後六十年なった今年十月、ようやく再審公判が始まった。
 先日の立川反戦ビラ事件やないけど、いまも言論弾圧事件は起こっている。むしろ、ここ数年は統制が強まってきているような感がする。検察は、有罪、無罪を判断しない「免訴」を主張しているが、苦痛に満ちた暗黒の時代に逆戻りしないためにも、過去の過ちはきっちり清算すべきだ。そうしてこそ「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」とする憲法21条の理念が生きる。
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by peoples-flag | 2005-12-13 02:25 | ■日々雑感

『映画 日本国憲法』上映+シンポジウム  行けなかった・・・

 前々から楽しみにしてた「『映画 日本国憲法』上映+シンポジウム」。どうしても行きたかったのだが、仕事の関係で行けなかった。
 午後1時半から七時半までのロングラン・イベントで、「映画 日本国憲法」(ジャン・ユンカーマン監督)を二回にわけて上映。監督と同映画出演者によるシンポジウムだったのだが・・・。

 映画はもう見たからいいとして、僕の一番のお目当ては、この映画に出演した韓洪九氏(聖公会大学教授、歴史学)だった。最近、日本でも平凡社から「韓洪九の韓国現代史」(1.2。原題:韓洪九の大韓民国史)が出版されたから、知ってる人も増えたと思うが、僕はこの人の大ファンだ。
 もともと、「韓国現代史」は、ハンギョレ新聞社の週刊誌「ハンギョレ21」の人気連載「韓洪九の歴史話」をまとめたもので、数年前、韓国に短期留学したときに手に入れて、辞書を片手に一生懸命、読んだ記憶がある(その時は、まさか、日本語版が出るとは思わなかった)。つい先日、韓国にいったときも、最新刊の第三巻(初版は今年の7月)をさっそく買い込み、仕事の合間に読んでいた。
 なかなか、忙しい人なので、そうそう会える機会はないし、今回、行けたら、ぜひサインもらおうと思っていたのだが・・・(ミーハーでスマン)。あー残念だ。
 だれか、シンポ行った人がいたら、内容を教えてください。
 
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by peoples-flag | 2005-12-11 03:41

マレーシアで 日韓外相会談

 日本の麻生太郎外相と韓国の潘基文外交通商相が10日午前、マレーシアのクアラルンプールで会談した模様だ。両国外相会談は、11月の韓国・釜山でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)以来だ。
 韓国YTNテレビによると、会談は、韓国側宿舎で行われた。潘外相は、靖国神社参拝をはじめとする歴史認識問題でいきづまった両国関係を改善するために、日本の政治指導者が、謙虚で真摯な反省の姿勢を見せるのが重要だと強調。麻生外相は「韓国国民の過去に対する心情を重く受け止め、真摯に対応したい。未来志向的な関係を構築していきたい」と述べたという。
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by peoples-flag | 2005-12-10 13:50 | ■時事

立川反戦ビラ事件 高裁判決要旨

判決要旨。入力は僕の責任で行いました。長いです。
今日は疲れました;;。

こちら
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by peoples-flag | 2005-12-09 21:16 | ■時事


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